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​【関係代名詞の制限用法・非制限用法の違い

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今回は高校の範囲で習う単元の中でも難しい部類でもある「関係代名詞の“制限用法”と“非制限用法”」についてそれぞれの訳すときのニュアンスと違いについて解説していきたいと思います。

まずは例文をご覧下さい。

① I have a brother who has long hair.

② I have a brother, who has long hair.

​上の二つの文の違いは「カンマ」があるかないかでそれ以外特に違いはありませんが、

片方が制限用法、もう片方が非制限用法です。答えから言ってしまうと、、、

① I have a brother who has long hair. 【制限用法】

② I have a brother, who has long hair.【非制限用法】です!

カンマ一つあるかないかの違いですが用法が異なるため、当然訳し方も若干異なってきます。これからそれぞれの用法について解説していきます。

【制限・非制限という名前がややこしい】

私個人的にはこの「制限・非制限」というネーミングは、”逆”の方が分かりやすかったんじゃないか?とも思いますが、それはいったんさておき、ここからはあえて、「制限・非制限」というネーミングを用いずに、「カンマ有り関係代名詞」「カンマ無し関係代名詞」で説明していきたいと思います。

【カンマ有り関係代名詞】

「カンマ有り関係代名詞」は関係代名詞の直前に「カンマ」をつけることによって、可能性に制限をかけます。

どういうことか。

はじめに用いた例文②をご覧下さい。

② I have a brother, who has long hair.

これ訳すと「私には髪の長い兄(弟)がいます。」となるのですが、

ここで重要なのがここでの「私」には兄弟がこの人以外にいないということです。

なので「可能性に制限をかける」というのはここでは、「兄弟が他にいる可能性に制限をかける」ということです。

【カンマ無し関係代名詞】

「カンマ無し関係代名詞」は関係代名詞の直前にあった「カンマ」を取っ払うことによって、「可能性」への制限を無くします。

はじめの例文①を用いて説明しますと、

① I have a brother who has long hair.

これも訳すと「私には髪の長い兄(弟)がいます。」となるのですが、

ここで重要なのがここでの「私」には「他にも兄弟がいる可能性がある」ということです。

【違いはこれだけ】

違いはこれくらいですので、一度理解してしまえばもう困ることはあまりないのかなと思います。

ところで、先に行った「ネーミングが逆の方が良かった」の意味は分かりましたか?

勘の鋭い方は分かった方もいるかもしれませんが、これまでの事柄をまとめるとこうなります。

「制限用法」→「カンマ無し関係代名詞」→「可能性に制限がない」

「非制限用法」→「カンマ有り関係代名詞」→「可能性に制限がある」

そうなんです。これがこの単元の難しいところと言うか理解に苦しむところかなと思います。厳密に言えば「制限」「非制限」という言葉がどういった意味合いで使われているのかは少々異なります。

ただ今回はその説明をあえて用いずに違ったアプローチから説明してみました。

なのでもし、「制限・非制限用法についてもっとちゃんと知りたい!学びたい!」という方は、​個々に調べてみてください!

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